11月17日、読売テレビが、1997年4月から2007年まで放送された人気料理番組「どっちの料理ショー」(日本テレビ系)の復活を発表し、話題を呼んでいる。
当時の同番組は関口宏と三宅裕司が司会を務め、それぞれ“似ているためにどちらを選ぶか迷う料理”を用意。こだわった食材で究極の一品を作り、ゲストらが最後に選択を迫られるというもので、その人気ぶりから長寿番組となった。
今回の復活放送にあたってはタイトルを「帰ってきた! どっちの料理ショー.web」とし、TVerやGYAO!などのウェブ版限定で19日から配信。同日の対決は「餃子VSメンチカツ」だという。
「当時の放送では、2000年代に入ってから徐々に視聴率が低下。そのため05年でいったん区切りをつけ、『新・どっちの料理ショー』のタイトルで視聴者参加型にリニューアルをかけましたが、結局は翌年9月に打ち切られました。その後は07年1月、12年4月と単発の特番が放送されたきりですね」(テレビ誌ライター)
内容的に料理も出尽くした感があり、またマンネリ感も出てきたことは長寿番組の宿命として致し方がないところ。しかし、視聴者離れについてはこんなことも指摘されている。
「03年からアシスタントを務めていた元日本テレビのアナウンサーが、06年2月にJRの駅構内で女子高生のスカート内を盗み撮りしたとして書類送検され、これが5月に、週刊誌の報道により発覚したことで大騒動となりました。このアナは3月の放送を最後に降板していましたが、事件発生時にこれを報道せず、同アナの名前も伏せ続けたことで日テレには苦情が殺到。番組も大きなダメージを食らったようです」(前出・テレビ誌ライター)
歴史ある番組はいろいろとあるものだ。