プロ野球では、レギュラーシーズン終了とともにチラホラと聞こえ、いかなる選手にも平等に必ず訪れる「引退」の声。2007年にセ・リーグのシーズン最多となる46セーブを記録、19年シーズン終了時点における241セーブは現役最多セーブ記録保持者でもある阪神タイガースの藤川球児も例外ではなく、今シーズン限りの引退を表明している。
しかし、そんな藤川を、水面下で獲得に向け声を掛けている球団は無いのだろうか?この人のYouTubeチャンネルを視聴して、そんな気にさせられた。
日本ハムファイターズ、阪神タイガースで活躍した元プロ野球選手、片岡篤史氏である。YouTubeチャンネル〈片岡篤史チャンネル〉、11月10日投稿回を観てみると、2006年のシーズンを限りに引退した片岡氏は、
「気力が萎えてくるよね。今までは打てなかったら悔しいとか、どうやって打ってやろうとか思うけど、明らかにオレの力が衰えてるな…」と当時の感覚を振り返り、引退を決意したと語った。
しかし、そんな片岡氏に実は声を掛けた他球団の監督がいたそうだ。片岡氏が「初めて言うんやけど…」と口にしたその名前は、06、07年にヤクルトスワローズの監督を務めた古田敦也氏だった。
古田氏の師匠、故・野村克也氏は、他では不要となった選手も活かす「再生工場」として有名だったが、古田氏にもその考えが受け継がれていたのだろう。片岡氏は、ヤクルトで活躍する自分の姿がイメージできなかったことから固辞したそうだが、「ヤクルト片岡想像できません」「ヤクルト片岡見たかったなぁ」と視聴者の反応は2つに割れていた。
清原和博氏が名付けたとされる藤川の「火の玉ボール」。まだまだ見てみたい気もするが、読者諸兄の判断やいかに…?
(ユーチューブライター・所ひで)