YouTubeで〈バット投げ〉と検索すると、ホームランと思しき会心の打撃後に気合とともにバットを放り投げる、スラッガーの映像が浮かび上がってくる。バッターの気合と興奮が伝わってきて、見る者を熱くさせるこのシーン…選手は自然と行っているのだろうか?それとも、あえてのアピールだろうか?
そんな〈バット投げ〉の真意について、元プロ野球選手、ユーチューバーとしても活躍している片岡篤史氏がみずからのYouTubeチャンネル〈片岡篤史チャンネル〉、4月18日投稿の〈バット投げにある関係がある!?隠れてバットを投げる練習する選手もいた!?名物バット投げについて語ってもらったよ~♪〉で言及した。
「片岡さんのバット投げについて伺いたいんですが、あれってわざと投げるわけじゃないんですか?」と、片岡さんも現役時代、よくバットを投げていたとアシスタントのフリーアナ・桐島瑞希が質問。これに片岡さんは、
「バットが飛んでる時は、ボールも飛んでる。皆さん、オレがわざと〈バット投げてるんちゃうか?〉って思われる方、多いかもわかりませんけど、しっかりしたスイングして、自然と体が反動しちゃうんやろうな。自分にはバットを投げてる意識はまったくないねん」と、スイング直後にバットを投げる動作を身振り手振りで解説。後で映像で確認すると、よくあんなに放ってるなと自分でも驚くと語り、これに桐島は「不思議!」と目を丸くした。
またこの回では、片岡さんが引退を意識したエピソードにも言及!
「引退する時にいろんな選手が、昔はホームラン行ってたボールがフェンス際で“お辞儀”したとか、ピッチャーで言うたら、昔は打たれへんかったボールが打たれるようになったとかね、これホンマにそう」
「“あるある”なんですね。気づくと、どんな気持ちですか?」と桐島の質問に、
「これが衰えっていうのかな。年齢には勝てない」としみじみ答えた片岡氏だった。
片岡氏といえば、新型コロナウイルスに感染して4月8日から入院中だが、この動画はそれ以前に撮影されたものだ。視聴者からは〈男・片岡篤史!!必ずや克服して来て下さい、待ってますよ〉〈片岡さん、早く良くなってまた元気な姿を見せてください〉と回復を願うコメントが相次いでいる。バットならぬ、片岡さんがふたたび弁舌を振るう日を楽しみに待ちたい。
(ユーチューブライター・所ひで)