巨人、原辰徳氏の第3次政権が始まったのは2019年。2年連続でリーグ優勝に導いた原監督だが、3年契約とされており、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ可能性が高いだろう。
次期監督の筆頭と目されていたのは、昨年から巨人の2軍監督を務めている阿部慎之助氏。昨年、9月16日に元木大介1軍ヘッドコーチが虫垂炎のため緊急入院すると、同日から10月1日までの間、原監督のもとで1軍ヘッドコーチ代行をみごとに務めたものだ。
ところが、ここに割って入ってくる勢いを見せるのが、今シーズンより1軍投手チーフコーチ補佐に就任した桑田真澄氏だ。はたして、誰が次期監督に就任するのだろうか?
お笑いタレントのレッド吉田らが司会を務めるYouTubeチャンネル〈こちら野球放送席~イージーパイ~〉に巨人で活躍した元プロ野球選手・篠塚和典氏が出演。引退後には巨人の1軍打撃コーチ、1軍内野守備コーチなどを歴任した篠塚氏が、どちらが次期監督におさまるかを「明言」している。
3月13日付けで〈【阿部慎之助】現読売ジャイアンツ2軍監督・阿部慎之助!桑田真澄投手コーチとどっちが次期監督?【読売ジャイアンツ】〉とタイトルがつけられた投稿回において、レッド吉田が「今年いろんなことがあった場合、どうなるのか?」と詰め寄った。
すると、「どうもならない」と飄々と答えた篠塚氏。自分も含め周りはいろいろと勘ぐりはするだろうが、「自然の流れで行けば、順当にね…」と、既定路線変更ナシと強調したのだった。
原第2次政権の後を受けた高橋由伸氏が2016年から3年間で監督を退き、現在の原第3次政権につながった過去がある。ユニフォームを脱いだ後も原監督の気は休まらないなどということがないように、阿部氏、桑田氏、はたまた元木氏など監督候補の層は厚いほうがいいのは確かで、それが次期監督を巡る様々な憶測を呼んでいる今の状況なのだろう。そんなことも感じさせられた回であった。
(ユーチューブライター・所ひで)