男性は25歳、42歳、61歳。女性は19歳、33歳、37歳と聞いて即座にピンとくる方はいるだろうか?正解は、「厄年」。日本では厄災が多く降りかかるとされることから、あまり歓迎すべき年齢ではないように思われているのだが、意外にも、その厄年に大役のチャンスを得た有名俳優が多いことを明かす番組があった。
タレントで手相占い師の島田秀平のYouTubeチャンネル〈島田秀平のお開運巡り〉、3月23日付けで〈【厄年】島田流 厄年の過ごし方『島田秀平のお開運巡り』〉とタイトルがついた投稿回である。島田によれば、何でも、「厄」は「役」を語源にしているともされ、「厄年という年は、1年、神様の一番近くに仕えることができる選ばれし、素晴らしい光栄な年」だという。
また、役者の世界では「役が落ちる」ことから厄祓いをしない風習もあるようだ。俳優の哀川翔は、頑張り続けていると、むしろ厄年に「当たり役」に出会えるとも語っていたそうだ。実際、“Vシネの帝王”と呼ばれていた哀川の知名度を押し上げたのは後厄に当たる2004年公開の映画「ゼブラーマン」だった。
また、故・藤田まこと主演のテレビドラマ「必殺仕事人」(テレビ朝日系)シリーズ、西田敏行主演の映画「釣りバカ日誌」シリーズ、さらには、故・渥美清主演の映画「男はつらいよ」シリーズのスタートも厄年であり、さらに役所広司主演の映画「失楽園」、福山雅治主演のNHK大河ドラマ「龍馬伝」、武田鉄矢主演の「101回目のプロポーズ」など、いずれもご本人にとっては代表作とも呼ぶべき作品に、厄年に巡りあっていたことが明かされたのだった。
「ピンチの後にチャンスあり」とでも言うべきか、物事はプラスに考えて取り組んだほうがチャンスを呼び込めるものなのかもしれない。
(ユーチューブライター・所ひで)