お笑いタレント・なかやまきんに君が7月11日放送の「マルコポロリ!」(関西テレビ)に出演。 “筋肉留学”の裏側を明かした。
筋肉と笑いを融合した筋肉芸人のパイオニアとして活躍していたきんに君が芸能活動を休止し、米国に筋肉留学したのは2006年。その裏には、瞬く間に大ブレイクを果たしたレイザーラモンHGの存在があったという。
「その当時、HGさんがとんでもない勢いで売れていったんですよ。今まで僕にあった肉体派の仕事が、全部HGさんにいったんです。本当に仕事がなくなって、それでどうしようというのもあったし、まだ若いし、新しいことに挑戦したいというのがありまして…」 と、28歳で芸人活動を休止して、アメリカに渡ることを決心した理由を明かした、きんに君。
また、きんに君は筋肉芸人の悲しい性についても告白。「筋肉芸人はヒマだから筋トレする。筋肉がどんどんついていくとウケ出す。ウケると仕事が来て、忙しくなって筋トレできなくなり、痩せていってウケなくなる。この繰り返しで、筋肉かお笑いか、どちらかしか取れない」と明かした。
きんに君は最初の留学から2007年9月に帰国。さらに翌年1月に「大した成果が出ない」との理由で再び留学。11年2月に3年間の留学を終えて正式に帰国したが、その間、サンタモニカ市立大学運動生理学部を卒業している。
現在、筋肉系ユーチューバーとして絶大な支持を得ているきんに君。HGに追いやられた形とはいえ、米国に“筋肉留学”したことが役立っていることは間違いないだろう。
(鈴木十朗)