中田翔の「暴力移籍」だが、実は賛否両論だ。今回の移籍を喜んでいる人もいるのである。
巨人ファンの爆笑問題・田中裕二は、「ビックリしちゃって。正直、ちょっと嬉しいんですよ。だって、あれだけの選手、高校野球の頃からスター選手だからね」と、期待が大きいことを口にするのだった。
元ジャイアンツの清原和博氏は、巨人軍を知っているだけに、独自の目線で自嘲気味に語る。
「一番いい球団に行ったんじゃないかな。やっぱり更生するんじゃないですか。俺も経験しましたけど、パ・リーグで好き勝手やってんのと、ジャイアンツでやるのは全然違いますし、ジャイアンツならではのしきたりがありますし。僕は全部それに反発してしまって、ダメでしたけど…」
巨人軍は甘やかすことなく、中田を「紳士」へと矯正してくれるだろうか。
さらに、清原は中田にこうアドバイスを送るのだった。
「札幌ドーム(日ハムのホーム)は異様に広いんですよ。試合をやったら、飛ばそうとして力んでしまうんですよ。それが東京ドームになるわけですよ。ポンッてやったらホームランですから。カキーンッて打たなくてもいいんです。それに早く気付いてほしい。イラつかないで、振り回さないで、東京ドームはポンッて打てば─」
8月22日、移籍後初ホームランを打った中田。東京ドームで本塁打を量産できるか見どころだ。
坂下ブーラン(さかした・ぶーらん)=筆名=:1969年生まれのTVディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティ番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYoutTube動画を制作、視聴回数の爆発をめざし奮闘中。