司会者、作家など多彩な顔を持つ黒柳徹子は、ユーチューバーとしてデビューしている。初投稿は、7月7日の〈黒柳徹子YouTubeはじめてみます!〉とタイトルをつけて公開した回で、黒柳の友人とされる、ファッションデザイナーの田川啓二氏がMCを務める形式で進行。
番組の中、黒柳より、チャンネルのタイトルを命名。晴れて、YouTubeチャンネル〈徹子の気まぐれTV〉誕生となった。
投稿は定期的に行われていく模様で、翌週の14日に黒柳自身初の試みとなる、約1時間のライブ配信を挟むと、21日に〈【トットちゃんの秘密大公開!】リュックの中から意外なモノが!?〉を投稿。タイトルにある「トットちゃん」は、1981年に発売された黒柳の自叙伝「窓際のトットちゃん」。日本ではドラマ化もされた名作で、2021年3月時点で全世界累計発行部数は実に2371万部を突破といった世界的なベストセラーである。
この投稿の中で黒柳は、「徹子ちゃん」が子供心に「トットちゃん」に聞こえていたことからタイトルをつけたことや、美男美女の両親に育てられ、父親は洋風なスタイルを好み、「朝食はパンだった」と振り返るなど興味深い過去エピソードが明かされている。
視聴者からは〈トットちゃんのご両親の話大好きです。〉〈徹子さん自身のお話しが聞けて楽しかったです〉〈逆徹子の部屋が見たいです。徹子さんの昔話もっと聞きたい〉といったコメントが寄せられた。
「徹子の部屋」(テレビ朝日系)と言えば、76年から放送されている長寿のトーク番組で、延べ1万人以上のゲストを招いてきたが、黒柳の半生を拝聴できるような同チャンネルの企画に今後も期待を寄せたい。
(ユーチューブライター・所ひで)