「帰らなきゃダメ?」
自宅で一緒に過ごしていた恋人が帰ろうとするのを男が引き留める。この誘いに女は、
「え?あ、いや‥‥」
と、口ごもりながら、
「だって…も、もう遅いし。洗濯物もしなきゃいけないし。あと植木にも水をあげないと…」
こう言ってマンションを去ったが、それからほどなく、インターホンが鳴る。ドアを開けると引き返してきた女の姿が。
「よく考えたら洗濯は明日でもいいし、植木の水も朝やればいい」
勇気を振り絞って“お泊まり”にGOサインを出すと、男はいきなり腕を引いて玄関で唇を奪う。キスをされた女は、
「はぁはぁ…」
と息を荒げて、ヒザから崩れ落ちるように座り込み、なおも接吻を受け入れ続けた─。
連続ドラマ「彼女はキレイだった」で濃厚キスを披露したのは小芝風花(24)。ジャニーズの人気グループ「SexyZone」の中島健人(27)を相手に、脱・清純派を印象づけた。
腰砕けするほどの激しいキスの効果もあってか、9月14日放送の最終話は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と番組最高の数字をマークした。
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏はジャニーズアイドルとのキスシーンに着目して感嘆しきりだ。
「かなり長時間に及んだキスシーンにはハラハラさせられました。というのも、ジャニーズタレントとのラブシーンにはリスクがつきもの。90年代にあるジャニーズタレントと共演した女優は、ファンが抗議のために自宅前に押し寄せ、カミソリの刃が入った手紙が送られるなど大変な目にあいましたから。時代の変化と言えばそれまでですが、中島健人のファンの反発が少なかったことから、今後もジャニーズタレントの相手役に指名される機会は増えるかもしれません」
米倉涼子(退所)、剛力彩芽(退所)、上戸彩、武井咲らを輩出した「オスカープロモーション」所属の小芝といえば、20年4月期の「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)のヒロイン役を皮切りに、同年8月クールの「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系)、今年1月からは「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(テレ朝系)と、途切れることなく連ドラの主演に抜擢。広告業界でも引っ張りだこで、コカ・コーラ、SMBCモビットといった大手企業のCMに起用されている。
「10月1日からは化粧品ブランド『キャンメイク』のCMがオンエア。すでにYouTubeでメイキング映像が公開されていますが、スタッフの『OK!』という大きな声に『うわっ』と驚く場面など、天然ぶりを発揮。コメント欄には『かわいい』と称賛する書き込みが殺到し、女性人気の高さを窺わせています」(広告代理店関係者)
10月5日発売の「週刊アサヒ芸能」10月14日号ではオスカーの「新女王」こと小芝の魅力を大解剖している。