体を張って笑いを取りに行くバラエティ番組の世界。放送倫理が厳しい昨今とはいえ、やはり、そこかしこに衝撃は潜んでいる。
春と秋の改編期に芸能人が勢ぞろいする「オールスター感謝祭」(TBS系)は、突発事態の宝庫。漫談家のユリオカ超特Q氏が語る。
「いちばん衝撃だったのは08年3月29日の回の『ローション相撲』でしたね。次長課長の河本準一と格闘家・小川直也の一戦でしたが、ローションで滑って河本君が胸を強打し、右肋骨骨折で全治1カ月の大ケガを負いました。小川には『格闘技の試合よりもよっぽどいい仕事している』と、妙な賛辞が寄せられました」
02年には、ピッチングマシンから放たれる170キロの速球を、俳優の三田村邦彦がキャッチャーとして受けるという企画があった。大谷翔平を超える速球は、キャッチャーマスクの目の部分にボールがめり込む威力。一歩間違えば失明の危険性も、という恐怖映像となった。
「19年10月12日のオンエアでは、司会の今田耕司が別番組で明かしていましたが、ボビー・オロゴンとFUJIWARAの藤本敏史が口論に。運悪く2人の間にいたトランプマンの頭をボビーが押さえつけたため、今度はトランプマンがガチギレして、ボビーの胸ぐらにつかみかかったそうです」(演芸ライター)
ユリオカ氏は「何をやらかしても許される存在」として、フワちゃんの名を挙げる。ユリオカ氏によれば、「日テレの『24時間テレビ』で失禁告白をしたり」、別の番組では“バストトップが「見えとる」と騒いだりもしたとか。「もう、自分でバンバン言うから、この子なら何をやってもダメージがないですね」とのことだ。
芸能評論家・織田祐二氏は、「18年6月8日の『Abema Morning』」でテレビ朝日の田中萌アナの妙な場面を目撃。7時17分に胸用肌着のヒモが見えていることに気づいたのだとか。織田氏によれば、「ニュースを読みつつモニターを見ながら左に下がった服を直すも、逆にやって」さらにヒモが見えていたという。
朝からラッキーな場面に遭遇できた視聴者もいたようだ。
さて「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれたのが高橋由美子。18年3月には不貞騒動が巻き起こったが、その際の直撃映像での泥酔姿も話題になった。
「それを予告したかのような場面が、18年元日に放送された『今夜くらべてみました』(日テレ系)です」と前置きして、自身もアイドル時代の高橋のファンだったユリオカ氏が回想する。
「番組中にひたすらシャンパンを飲み続け、途中退席するほどの爆酔いでした。しかも、共演者にもからみまくっていました。ある意味、正統派アイドルからの強烈なキャラ変更に成功したと言えなくもないですが(笑)」
19年3月31日の「ENGEIグランドスラム」(フジテレビ系)では、とんねるずの石橋貴明が、爆笑問題・太田光を「あわや!」の危機に陥らせる。
「石橋がケーキを爆発させ、クリームまみれになった太田が大暴れ。クリームで滑ってみせましたが、これが予想以上に滑り、頭部を強打。そのまま動けず、スタッフは大慌てでした。ようやく起き上がるも、完全にフラフラ状態。その後の検査で軽い脳震盪だったことが判明したのですが、一歩間違えていたら…」(織田氏)
現在「ライザップ」のCMで10キロ以上のダイエットに成功した姿を披露しているのは和地つかさだ。織田氏によれば、実はたびたび生放送ポロっと見え疑惑があるのだとか。「今年3月に自身のYouTubeで『全部ニップレス着けています。夢を壊して申し訳ない』と真相を告白しました」が、それでも“マジのポロっと見えもひとつくらいありそう”と、「ファンはあきらめていません」(織田氏)とのことだ。
引き締まったボディゆえ、それも大歓迎!