アラフィフ女優に「第3次ブレイク」が訪れている。CM、ドラマで見ない日はない活躍ぶりだが、かつてとほぼ変わらぬ美貌に驚いた御仁は多いのではないか。下積み時代の「過激な洗礼」、大ヒットドラマ連発から活動制限を経て、ビッグウェーブ到来にはある「法則」があった。
吉田鋼太郎(62)、霜降り明星・粗品(28)と共演するサントリー「パーフェクトサントリービール」や大正製薬「パブロン」、セコム「ホームセキュリティ」──。
一流企業がズラリと名を連ねる松嶋菜々子(48)出演CMの中でも、とりわけ印象的なのは「Uber Eats」の「メイクアップ編」だろう。
巨人・桑田真澄投手チーフコーチ補佐(53)の次男Matt(27)に「Matt風メイク」を施され、「意外とナチュラルね」とコミカルにつぶやくのだ。広告代理店関係者が評価するには、
「CMだけでも最近の露出が一気に増え、日々、顔を見るようになりました。48歳ながら、その美貌は20代の頃からあまり劣化が見られず、さすがのひと言。再ブーム到来と言っていいのではないでしょうか」
ベテラン芸能記者も同意して、こうあとを引き取る。
「19年12月に、当時15歳の長女のイギリス留学に同行するため女優を休業する、という女性週刊誌の記事が出ましたが、所属事務所は即座に否定した。そもそも松嶋のマネージャーが97年、彼女のために独立して作った小さな事務所で、松嶋が稼ぎ頭。事務所のためにCM出演が多くなるのもうなずけます」
子育てが一段落したからか、女優としての活動を積極的に開始。今年8月には映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」(松竹)が公開された。現在は10月14日にスタートしたドラマ「SUPER RICH」(フジテレビ系)でも、キーマンとなる役を熱演中。民放ドラマ出演は5年ぶりとなるが、意外にも主演ではない。江口のりこ(41)の先輩キャリアウーマン役で登場しているのだが、
「江口とふたりで高級フレンチを食べながら、元上司として余裕のある大人のアドバイスをするのですが、相変わらずエイジレスな美貌を誇り、衰えは見られません。オープニングで流れるキャストのクレジットでも、松嶋は主演の次に目立たせるため最後に名前が出る『トメ』として君臨しています。『トメ』は女優としての格が高い証明でもありますが、ストーリーが進むにつれ、重要人物になっていくでしょう」(ベテラン芸能記者)