プロのアナウンサーといえども言い間違えや原稿の誤読はつきもの。かんでしまうのは致し方ないが、11月4日放送の「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(ニッポン放送)で、耳慣れない“パワーワード”が飛び出した。
パーソナリティ・辛坊治郎の辛口コメントが評判の人気ラジオ番組。話題のニュースを取り上げる「ズーム・オン」のコーナーで、紹介したのは自動車メーカー・マツダが導入を発表した「副操縦士システム」。アシスタントを務めるニッポン放送アナウンサーの増山さやかはコーナー冒頭で、このニュースを次のようにアナウンスしたのだ。
「辛坊さんが独自の視点でニュースを解説するズーム・オン。この時間に特集するのはこちらです。マツダがふくじょうし…ふくそうじゅうしシステムを導入」
ここで「ふふっ」と笑い声とも取れる“雑音”が確認されたが、番組はこのまま進む。飯田浩司アナウンサーがその後、フォローするように、「マツダが今日までにドライバーの体調悪化や居眠りなどの異常を検知すると、自動で車を路肩などに停止させる副操縦士システム。コ─パイロットを来年に発売する新モデルから導入することがわかりました」と紹介したのだが…。
人気ラジオ番組だけに、熱心なリスナーの耳には「ふくじょうしシステム」のワードが強く焼き付いたようで、SNS上でも《今さっき腹上死って言わなかった?》《腹上死システムはヤバいな》といった書き込みが…。
「増山アナが腹上死システムと誤読した直後、辛坊治郎さんの様子がおかしかったのか、飯田アナが『どうしました?』と聞いたのですが『え?』と返しただけで、あとはスルー。辛坊さんのことだから、絶対にツッコミを入れると思ったのに、『業者は頑張ってるよね。業界は…技術開発ご苦労様です』と言うだけで、完全に流していました」(ネットライター)
増山さやかといえば55歳とは思えない見た目の若さが特徴の人気アナ。「腹上死システム」と痛恨のミスをおかした後も、いつも通りの和やかな雰囲気で番組を進行した。辛坊治郎があえてイジらなかったのも、信頼しているパートナーを傷つけたくなかったからだろう。