足裏を知れば、健康状態がわかる──。足裏には人間の各臓器に直結する数多の「ツボ」が存在し、そこを刺激することによって体の不具合を改善することができる。リフレクソロジーなどの足裏指圧の考え方がそうである。
ところが「足裏を鍛える」となると、一体何をするのかと思うことだろう。この「足裏トレ」なるものを実践しているのが、プロスポーツトレーナーで理学療法士の野田隆基氏なる人物だ。野田氏はプロのアスリートたちに、足裏に特化したトレーニング指導を施しているという。
その一例を見てみれば、足底でのボール転がし、足指伸ばし、足指タオル挟みなどなど。
「これらは初級編で、中級編は足指歩きや足指スクワット。上級編となれば、タオル一本下駄、足関節モビライゼーション(曲げにくい、伸ばしにくいなどの関節の動きを改善)といったメニューがあるそうです。足は人間の土台であり、いくら上半身を鍛えても、足がおろそかになっては体全体のバランスを保てません。その根幹をなすのが足裏だということです」(スポーツ整体関係者)
足裏を適切に使い、足底を変形させないことで膝痛や腰痛を改善。さらには「足寿命」を延ばすことで健康寿命も延びる。そんな「野田式足裏トレ」の極意は、発売中の野田氏の著書「1日10分自宅でできる 足指・足裏の筋力を鍛える!!野田式足裏トレ」に詳しく書かれているという。
単なる長寿ではなく、大事なのは健康寿命。自分で足裏をイジるだけなら、すぐにでもできそうである。