謎が謎を呼ぶ休業理由だが、それを解く鍵は「抗議声明」の中にあった。
〈私に関する事は私から発信されるもの以外 そこに事実はありません〉
そう戸田はハッキリと書いている。つまり「ワタシ発信」のみが真実であり、そこに主演作を見合わせなくてはならない理由が隠れている可能性がある。
しかも、戸田は歯に衣着せぬ物言いで知られる。
「19年3月に対談番組『サワコの朝』(TBS系)に出演した時、上京した16歳当時の話題に移り、戸田は『当時、雑誌をやっていたんですけど‥‥』と話し、水着グラビアをしていたことを告白したのです。ツウの間では周知の事実でしたが、事務所の公式プロフィールから抹消された『黒歴史』を堂々と地上波で言ってしまうんですから、正直すぎて男前と評判になりました」(エンタメ誌ライター)
その水着グラビア時代に出されたDVD「Sweet戸田恵梨香」(ベガファクトリー)で、「好みの男性のタイプは?」との質問に、
「背が高くて、カッコいい人かな」
と答えていた。この時、戸田は中学生である。結婚した松坂桃李(33)は、183センチの高身長でイケメンだ。約20年間、オトコの趣味は変わっていない。
戸田自身が発した言葉には、その信憑性があるかに見えた。しかし、休業のワケを探して「ワタシ発信」を総チェックしていくと、ブレブレなところが目立ってくるのだ。
例えば、今年8月に発売された女性誌「With」のインタビューで、
「私は芸能人ですが、普通の人間でありたいという気持ち、願いがすごく強い。芸能人だからといって、セキュリティ万全なマンションに住みたいとは思わない。普通のマンションで、普通に生活したい。とにかく普通でありたい」
と言っていた。が、夫である松坂との交際が周囲に悟られなかったのは、同じマンションに住んでいたため。しかも、戸田が押しかけるように同じフロアの向かい側の部屋に引っ越してきたと言われている。芸能ライターが言う。
「その住居は都内のデザイナーズマンションで、家賃は40万円以上。そんな生活をしておいて、結婚後に2人で『普通のマンション』に越せると思いますか。好意的に読めば、理想と現実がかみ合わない、と言いたかっただけでしょう」
戸田をフォローするつもりはないが、美容誌「MAQUIA」(18年12月号)で、こうも語っている。
「仕事や人生においては石橋を叩くタイプだけど、恋に対しては叩けない。スパーンといく」
本当は普通のマンションに住みたいけど、恋ゆえにスパーンと家賃40万円に引っ越しちゃった──。そんな戸田の本音が聞こえてきそうではないか。