ヤクルトで活躍した古田敦也氏のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」の12月24日付け投稿動画で、4人のプロ野球OBを招き“歴代最高の4番打者”について論じられた。
まず古田氏は飛距離を重視し、本塁打王と打点王を各1度獲得した、アレックス・カブレラ氏(主に西武)を推挙。
ロッテ一筋、最多勝利と最高勝率のタイトルを各1回獲得した黒木知宏氏は、3度の三冠王に輝いた落合博満氏。さらに鈴木健氏は、西武時代の先輩にあたる清原和博氏を選んだ。
またヤクルトで監督を務め、リーグ優勝に導いた真中満氏は、平成で最多本塁打の記録を持つ金本知憲氏、ヤクルト時代に最優秀救援投手のタイトルを獲った五十嵐亮太氏は、巨人のみならずMLBのニューヨーク・ヤンキースでも4番に座った経験のある松井秀喜氏を選出した。
そんななか、五十嵐氏は松井氏について、「インコースに投げにくい雰囲気を出すんですよ。ピッチャー心理からして、インコースで間違って当てちゃったときに、『この野郎!』って来た方が次またインコースに行きやすいんですけど、松井さんの場合は下向いて黙って一塁行くから、次、当てらんねえな…みたいな。こういう心理は勝負上良くないんですけど…」と4番としての風格を力説。古田氏が出演者全員の了承を得て、結果、歴代最高4番打者は松井氏となった。
ただ、これにネット上では「松井が選ばれて嬉しい!」「確かに、松井のあの風格は当時見ていて凄いものがあった」とする一方、「個人的には門田博光推し」「4番というなら落合か山本浩二でしょ」など、異論を唱える声も多く見られた。もっとも今回、古田氏ら出演者5人とは対戦経験がない長嶋茂雄氏や王貞治氏などは挙がっていないわけだが、読者諸兄が選ぶ“歴代最強4番打者”は誰だろうか。
(ユーチューブライター・所ひで)