ヤクルトスワローズで活躍した元プロ野球選手、古田敦也氏のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」の8月3日投稿動画に、ヤクルト、巨人に籍を置いた元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏、同じく元プロ野球選手の和田一浩氏、前田智徳氏が出演。3度の三冠王に輝いた落合博満氏の魅力について語られたが、一茂氏より落合氏の驚愕の練習風景が明かされた。
落合氏のバッターボックスでの待ち球はインハイだったと和田氏。しかし、最もタイミングを早めなければいけないところでは、インハイに意識しつつもアウトコースにタイミングを合わせられるといい、落合氏の才能に、通算2050安打で名球会入りを果たした和田氏をもってしても「感覚がわからない」と指摘。
すると一茂氏が、マスコミ非公開とされていた落合氏のキャンプでの練習風景について明かした。それは100から110キロの速度に設定したバッティングマシーンのボールを自身の頭の位置に飛んで来るように設定し、マシーンの正面に立って払うようにボールを打つというもので、これを毎日、何時間も行っていたのだという。それが落合氏の言うところの“インコースの打ち方”なのだそうで、一茂氏も試みたそうだが、恐怖心から身体がすくみ空振りをした揚げ句、ボールを体に当ててしまったという。
バットが「真剣」だとすれば敵対する相手を薙ぎ払う野武士にも見えた落合氏の打法。その秘密が明かされた、貴重な動画となった。
(ユーチューブライター・所ひで)