日本一の漫才コンビを決める「M-1グランプリ」優勝を果たした長谷川雅紀と渡辺隆の「錦鯉」。長谷川の「M-1」史上最高齢50歳での優勝が話題になったものだ。2人の芸風は、その長谷川が、出だしから「こ~ん、に~ちは~!」とハイテンションでカメラに両手を振り、相方の渡辺から「うるせえよ!」または「こんばんは、だろ!」などとツッコミを受けるといった俗に言う「おバカ」芸風。しかしながら、このわかりやすいボケ・ツッコミが絶妙な笑いを生みだし、お笑い好きのコアな中年ファンのみならず、子供からも人気沸騰中だ。
そんな錦鯉の2人が、爆笑問題の太田光と、くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務めるトークバラエティ番組「太田上田」(中京テレビ)のYouTubeチャンネル〈太田上田【公式】〉の、昨年7月7日付け投稿回に出演。その際に、芸人生活の中で、唯一ネタを書き写すほどに影響を受けた芸人として、くりぃむしちゅーの前身となる「海砂利水魚」を長谷川が挙げていた。
「上田さん見すぎてでき上がったのがコレですから」と長谷川を指す渡辺に、上田は「ウソつけ!オレのリバウンドみたいなもんだ!」、また海砂利水魚の痕跡が錦鯉には残っていないことから「完全犯罪だ!」と、上田お得意のツッコミを見せて笑いを誘った。
もっとも、長谷川はボケ担当で、上田と言うよりは有田哲平に寄せ、笑顔も見せず、ボソボソとしたしゃべり口調のキャラだったとか。その有田も、今ではすっかりテレビでお馴染みの笑顔を見せている。
「営業妨害だ!」と笑いを誘った上田であったが、もし、晴れて「M-1覇者」となった錦鯉を再度ゲストに迎えた際には、てのひらを返すようなボケツッコミを見せたりして…。
(ユーチューブライター・所ひで)