昨年の大みそか放送の「第72回NHK紅白歌合戦」は、第2部(午後9時から11時45分)の平均世帯視聴率が34.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。2年ぶりの有観客開催で紅組司会には2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で帰蝶役を好演した女優の川口春奈を起用するなどして盛り上げたが、2部制が導入された1989年以降、歴代最低の視聴率を記録した。
その理由も様々に報じられているが、紅白といえば、1990年代から2000年初頭にかけて、1979年から2011年まで33回連続出場を果たした小林幸子と、68年から74年、91年から06年まで計23回出場した美川憲一の派手な衣装対決は話題を集めたものだ。
この2人のペアショットはご無沙汰だったが、美川のYouTubeチャンネル〈美川憲一のおだまりチャンネル〉の、なんと昨年大みそかに〈【小林幸子コラボ】ついに因縁のラスボスと直接対決!?美川ランキング!【激辛】〉とタイトルをつけた投稿回に小林が出演。タレントのはるな愛も加え、激辛料理を実食…といった、ベテラン歌手にして体を張ったチャレンジ企画を賑やかに披露していた。
視聴者からは〈紅白歌合戦の醍醐味でした.衣装対決.毎回スゴかったな?って懐かしく思います〉〈今年最後の過去最高な動画です〉〈2022年でもっと評価されるべき動画今のところNo.1。〉など、視聴者から激賞するコメントが相次いだ。
ちなみに、小林と美川が紅白で衣装の直接対戦を見せたのは、94年、95年、02年、03年のわずか4回だけ…。相当なインパクトだったことが改めて思い知らされた。
(ユーチューブライター・所ひで)