突然の「女優休業&裏方宣言」から4年──。やっと表舞台にキョンキョンが帰ってくる! アニバーサリーイヤーとして年頭からフル稼働。31年ぶりの全国ツアーも目前に控えたその裏には、払拭したい過去を好転させるための並々ならぬ「決意」があった。
デビュー40周年となる今年、小泉今日子(55)は年初からエンジン全開である。1月は舞台「ミネオラ・ツインズ」に出演。全29公演のハードスケジュールをこなす。続いて、2月からは歌手として全国ホールツアーがスタートする。「KYOKO KOIZUMI POP PARTY」と題したデビュー40周年記念のコンサートツアーなのだが、キョンキョンが各地を巡るのは、実に31年ぶりのこと。全国12都市15公演を予定しており、ファン待望のツアーとなっている。小泉ファンを自認するスポーツ紙芸能デスクは、こうまくしたてる。
「配信ライブのDVDをリリースするなど、昨年末から40周年に向けたプロジェクトは始まっていました。その最大の目玉が全国ツアー。アイドル時代のシングル曲を中心に、クラブミュージックの影響を受けた90年代の楽曲まで披露する予定です。特にデビュー記念日に当たる3月21日には、中野サンプラザのステージに立ち、同時にコンプリートビジュアルDVDが発売されるんですからタマりません。ここ数年は表舞台から退き、プロデューサー業など裏方仕事が多かっただけに、涙が出そうですよ。キョンキョン自身も『体にムチを打って頑張る』と気合が入っています」
早くも追加公演が決定するなど、小泉の気合とファンの期待は絶頂を迎えている。しかしその割には、メディアは冷淡。80年代アイドルを代表する大物の復活劇だというのに、イマイチ盛り上がりに欠けているのだ。
「今年に入ってからのメディア露出はラジオや雑誌に小泉が出るぐらいで、本来なら宣伝をバンバン打ちたいところなのに、地上波テレビでお目にかかることはないでしょう」
こう現状を話すのは、芸能ジャーナリスト。続けて、その理由を解説する。
「豊原功補(56)との不倫略奪愛で世間からの反感を買ったのが影響していることは否めません。15年に大手事務所から独立して自ら社長となり、制作会社を立ち上げた。その際に、当時結婚していた豊原と恋愛関係にあることを堂々と公表。批判を覚悟の上での行動でしたが、反発は想像以上に大きかった。20年に豊原の離婚が成立し、円満離婚だったとアピールしましたが、いまだ不倫のイメージは拭えず、テレビ的には使いづらいタレントの烙印が押されてしまった」