女優の小泉今日子がデビューから36年間所属していた事務所から独立したのは2月1日。同時に、交際を報じられてきた俳優の豊原功補との不貞関係を明らかにした。みずから不貞をバラすという芸能史上、前代未聞の告白であったが、「芸能界のドン」として名高い前所属事務所「バーニングプロダクション」の社長はこれまで、そんな小泉の自由奔放な活動を半ば黙認してきた。業界では“バーニングにおいて小泉は別格”とまで言われていたのである。
デビュー当時から1983年2月リリースのシングル4枚目までは、歌手・松田聖子の髪形を模していたが、同年5月の「まっ赤な女の子」では、髪をバッサリ切ってショートカットに。しかも、事務所には内緒だったためスタッフは怒り心頭に発していましたが、ただ、このイメチェンがきっかけでブレイクしたため、以後、小泉のイメージ作りは、本人任せになったという。
「20代の頃は、寝る間も惜しんで夜遊びに興じていた時期もあった。それでも社長は小泉のやりたいようにさせ、スキャンダルになりそうな事案は、芸能界に行使してきた絶大な“実力”でもって、表ざたにならないように、潰してきたんです」(芸能記者)
ところが、事務所を離れた今「その庇護は消えた」と、芸能記者はこう指摘する。
「バーニングの社長は『もう、勝手にさせておく』と芸能記者に話しています。つまり“忖度”は必要ないというメッセージでしょう。小泉は、これまでの人気は、自分の魅力と勘違いしていますが、彼女のイメージを守るために、どれだけ事務所が配慮してきたか知らないんですかね。自分なら“小泉流”で許されると思っているのは大きな間違いですよ」
“豊原の家族に対する慮りに欠ける”との非難が殺到している小泉。今回ばかりは“小泉流”は通用しないようだ。