ここまで異論がないのも珍しいところ。
女優・清野菜名が、映画「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年夏公開予定)で、同作のヒロイン的キャラクター・羌カイ(きょうかい)を演じることが1日、同作の公式サイトにて発表された。
公式サイトでは「宿命に抗え-」とテロップの入った横顔の画像に「羌カイの剣術を表現するためトレーニングを積み重ねて挑んだ、アクションにもご期待ください」とコメントを添え紹介した。
清野の事務所公式インスタグラムも同日に、今年初めて更新され、「2022年最初の投稿は、どうしてもキングダム2への出演投稿から始まりたく!ご挨拶遅くなり申し訳ございません今年も清野菜名をよろしくお願い申し上げます!!!」と新年のあいさつも添えて投稿。続けて、「羌カイでございます..((((ガクブル なんたる光栄。。最初にキングダムを読んだあの日から、脳内で舞い、戦い続けた清野の羌カイを、実写で、この目で、現実で観れる日が来ようとは、、感無量であります、生きててよかった」と綴られており、この投稿からもいかに清野側にとっても大きな仕事かが窺える。
「1月1日に公開されていた『キングダム2』のティザー映像でも羌カイの横顔がほんの一瞬だけ映っていましたが、マスクで顔が隠されていたこともあって、羌カイを演じている女優については広瀬すずや浜辺美波、土屋太鳳などといった予想がネット上で繰り広げられていました。ただ、羌カイは可愛らしいビジュアルに加え、特殊な呼吸法を操る“巫舞”を使って戦う、戦闘能力の高いキャラクターとあって、可愛さだけの女優には演じてほしくないというのが原作ファンの本音でした」(エンタメ誌ライター)
そのため、キャスティングによっては賛否が大きく分かれる羌カイ役だったが、清野が抜擢されたことについて、世間からは「清野さんなら運動能力も高いし、文句なし」「美人で男前キャラができて、何よりアクションができるし、適任だね」「『るろうに剣心』の佐藤健もそうだけど、ビジュアルだけじゃなくアクションできる人が起用されてるのは好感持てるな」「とりあえずはこじるりじゃなくてよかった」など、賛成意見ばかりが見受けられている。
「清野については14年公開の映画『TOKYO TRIBE』と、15年公開の映画『東京無国籍少女』でアクションシーンを熱演。16年に開催された『ジャパンアクションアワード』授賞式でも、『東京無国籍少女』の演技が評価され、ベストアクション女優賞を受賞していますし、適任でしょう。ただ、私生活では20年6月に生田斗真と結婚。昨年10月には第1子妊娠を報告していたこともあって、原作ファンの中では羌カイ役の出演予想リストから外れていました。妊娠発覚前に撮影は終了していたというまでの話ですが、原作ファンとしては意外性もあるうえに大満足のキャスティングということでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
原作ファンからは「羌カイ役次第」とも言われていたほどのキーとなるキャラクターの人選に見事に成功したことで一気に公開が待ちきれなくなったという人も多いだろう。
(田村元希)