中京テレビで放送されている、爆笑問題・太田光と、くりぃむしちゅー上田晋也によるトークバラエティ番組「太田上田」。その公式YouTubeチャンネルで、“未公開映像”として「園子温監督と大ゲンカしました」と、女優への性加害疑惑が報じられている園子温監督の名をタイトルに入れた動画が投稿されたのは、昨年1月31日のこと。
そこで太田が「園子温と大ゲンカだからね、打ち上げで!」と切り出した“打ち上げ”とは、2018年4月に公開された、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演する4本の短編オムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」を指してのことだろう。園監督は第1話、太田は第3話の監督と脚本を担当する間柄だった。
しかし、その打ち上げで泥酔した園監督が、「あんなのは誰でも撮れる」と太田の作品にいちゃもんをつけたそうで、これに太田が「はあ!? テメエのはな、学生映画なんだよオマエ! 自主上映でもしとけバカ野郎! 青クセー映画ばっか撮りやがって」と応戦。さらに園監督が「日本の映画なんてダメだよ。オレはこれからアメリカで映画撮るからよ」と言えば太田が、「出た出た! 日本でうまくいかないとアメリカ行くやつ、お笑いでもいるんだよな~! そういうやつよ~!」などとこき下ろし、言い合いが延々と続いたのだという。
そんななか、結局はさんざん言いくるめられた園監督が太田に「オレさ、お前に前世でなんかした?」などと問う場面があったことも明かされたが、コメント欄には最近になってこの動画を観た視聴者から「前世どころか現世でやらかしてて草」とした強烈な皮肉や、太田に対しては「日本中がこの監督にツッコミしたかったこと代弁してる」などと絶賛の声が投稿されている。
4月5日深夜に放送された「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)では、前述の映画のタイトルに引っ掛け、「アイツがクソ野郎だった」と園監督を痛烈に批判していた太田だったが、動画を収録した時点で園監督が今のような状況になるとは、想像だにしなかっただろう。
(ユーチューブライター・所ひで)