ナインティナイン矢部浩之が、5月28日放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系) に出演。「許せなかった親の借金」の話を明かした。
矢部は「実家が借金まみれやったんです。その都度『貸して』って言われて」と振り返り、「あまりにも何回も言ってくるから。窓口はいつもオカンなんですよ。オヤジは直接言わない。オカンに『全部言ってくれ。出すわ。もう最後やで』って大金をね…」と金を貸したという。
ところが、数カ月後に母親から電話があり、「浩之、金貸してくれへんか」とまたも要求され、矢部が「もう貸さへん。約束したな」と告げると、「もういいわ。お父さんと最後代わるわ」と母。次に電話に出た父は「最後や、貸してくれへんか」と言い、矢部が「お父ちゃん、『無理や』って言うたやんな」と却下すると、父は「誰がここまで育ててあげたと思ってんねん。勘当じゃ!」とキレたそうだ。
矢部は「大ボケですよね」と笑い、「僕もさすがにキレて、二度と電話してくるな! 二度と会わへんわ」と電話を切ったというが、「子どもやから、ちょっとモヤモヤしながら日々暮らしていた」そうだ。
そんな中、1カ月後、夜中にドアチャイムが鳴り、モニターを見ると母親の姿が。さらに横から「浩之、すまん、金借りに来た」と父親が現れたという。大阪から7時間かけて車で来たという2人。父は部屋に入るといきなり土下座で、「すまん、全部お父ちゃんが悪い。ほんまに最後や。貸してくれ」と頼んだとか。
矢部は「ほんま最後な」とやむなく承諾。自宅近くの高級ホテルに部屋をとり、翌朝、部屋代を支払いに行くと、「(両親は)部屋代だけじゃなくてルームサービス頼んでやがった。 こいつら反省してないな」と話し、スタジオは爆笑。「フィレステーキやで!?」と付け加え、さらに笑いを広げていた。
実際、本人としてはやりきれない思いをしただろうが、今回こうしてネタになったことで、“トントン”になったかもしれない。
(鈴木十朗)