綾瀬はるか主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」(フジテレビ系)が好調だ。その第1話の世帯視聴率は12.1%だったのだが、
「あれはその第1話のロケ現場でした。綾瀬さん演じる弁護士と大泉さん演じる推理小説家が再会するシーンを撮影していたんです」
こう回想するのは、ドラマウォッチャーである。
「3月下旬の昼下がり、青山学院大学相模原キャンパス正門付近のベンチに、2人が座っていたんです。綾瀬さんは容姿端麗な敏腕弁護士役ですが、一度カットがかかれば天然キャラに様変わり。この日の撮影では、大泉さんとのダンス対決を見せてくれました」
シーン替わりの撮影準備中に突如、大泉が映画「浅草キッド」(Netflix)ばりのタップダンスを披露したというのだ。
スタッフ一同が拍手喝采する足さばきに座長のプライドがうずいたのか、綾瀬も見よう見まねで応戦。しかしながら、ただ足をバタつかせるばかりで、お世辞にもダンスとは言い難いシロモノだったという。ドラマ関係者が、そのシーンについて苦笑するには、
「あれじゃ『花いちもんめ』のスキップですね(笑)。それでも白いニットで強調されたFバストはユサユサ大揺れ。男性スタッフや通りすがりの大学職員の目を釘付けにする眼福シーンだったと思います。しかも空気が乾燥していたせいか、スタイリストが綾瀬さんの頭を触るたびに、静電気がバチバチ。『武器みたいに痛い』『ビリビリ針はやめて~』と独特の言い回しで蓄電体質を嘆き、撮影スタッフを笑顔にしていました」
綾瀬の天然行動で和やかな雰囲気が醸成されたというが、今後の展開については、先のドラマウォッチャーが、こんな懸念を露わにした。
「原作の小説は7章立てで構成されているのですが、1話終了時点で3章分のエピソードが消化されてしまいました。原作とは異なるシーンが多いため、ドラマオリジナルのストーリーが展開されるのでしょうが、回を重ねるごとに尻すぼみにならないか心配です」
ドラマ本編でも独特の奇天烈ダンスを披露して、ファンの憂いを吹き飛ばしてはどうか。