現在は雨後のタケノコ状態で、ヒットゲームソフトとのタイアップが必ずしもパチンコでヒットしているかというと、答えはズバリ言ってNOです!
そのくせゲームメーカーは、パチンコ台やパチンコマスコミへの規制や表現の管理が異常に神経質です。大切なお金を使ってくれているパチンコファンを完全に無視した状況となっています。よく、小説やマンガが映画になった時に、原作者は“別モノ”と割り切って、むしろ変化を楽しんだりするのですが、“ゲームのパチンコ台”を打ったファンの喜怒哀楽にまでチェックが入るのは、言論統制とまで感じるほど。パチンコマスコミに関わる1人として、憤りすら感じています。毎日ホールで打つファンあってこそのパチンコを理解してほしいものです。
そこで、3月3日全国に登場した有名ゲームのパチンコ台ですが、大ヒットしたCRぱちんこAKB48に近いライトミドルの遊びやすいスペック。120回のSTで平均3~4連チャンを繰り返し、時短50回の単発BONUSを挟んで深いハマリに入っても、40の倍数、560回転や640回転クラスで生き返るパターンも目立ちます。
一番の狙い目は、240~280回転です。ここから連チャンするか、単発でしばらくモタつくかで判断できます。
時短の50回転中に、まるで確変が潜伏しているかのように大当たりしやすい好調台もあります。1日30~40回大当たりするAKB48にも負けません。同時にデビューした297分の1のST70回の「CRF・海猿」より、ドル箱の積みも多い印象です。
スロットでヒットした機種のパチンコ台は、客層の若いホールではサービスも甘めです。ですから、ホール選びの際は「スロットコーナーに活気がある」ということが、一番の目安になります。
「CR牙狼外伝 桃幻の笛」は“一発台”にも似た出方の未知のスペックのせいで、客付きに明暗を分けました。
混乱させるデータランプですが、迷わずカニ歩きができて一撃RUSH突入、1~3時間当たりっぱなしを経験できるかどうかで、好き嫌いもハッキリする台です。
とにかく、他の牙狼シリーズ同様、座ってすぐに「ザルバ保留」「赤保留の出現」「エンブレム擬似連×3」が“お座り一発”の肝です。一度当てればハンドルを右打ちにして、絶対に手を離してはいけません。右上の役モノでV入賞ができなければ即終了もある──そんなスリリングな新しいゲーム性を楽しんでください。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。