大みそか、NHK紅白歌合戦でのAKB48の大島優子さんの突然の卒業宣言は、年末の衝撃ニュースとして日本中を駆け巡りましたね。このニュースにまったく驚いていなかったのはパチンコ関係者や、ボクのようにパチンコとタイアップの裏話を10年以上知り尽くした人間にとっては“やっぱり”という感想でした。
2年前の夏、AKB48の前田敦子さんの卒業記念ライブが東京ドームで行われた時、チームサプライズの16人のウチワがドームの入り口で配られ、ホールに初代AKB48のパチンコ台が登場したことを覚えていらっしゃるファンの方も多いと思います。
この春、大島優子さんの卒業に合わせて、パチンコ台のAKB48第2弾が登場するのは、ほぼ間違いないでしょう。ただし、スペック面の詰めもあって、多少のズレは生じるかもしれませんが、テレビやネットやマスコミが自然にパチンコ台の宣伝をしてくれるのですから、こんな大キャンペーンはありません。
AKB48のパチンコ台が作られるという噂は、はるか5年以上前。主要メンバーが京楽の会社を訪れたのですが、まだAKB48の知名度も低く、「こんなに有名になるんだったら、サインをもらっておけばよかった」と、後悔した社員の方も多いと聞きます。
この時のキャラクターを含むAKB48の版権料が、活動費用や、新劇場OPEN、SKE48を誕生させた。地元名古屋のSKE48劇場が京楽の直営店にあることなどを考えれば、むしろAKB48と秋元康さんの「京楽への恩返し」とも言えるタイアップ第2弾です。
恐らく京楽が開発していなければ、AKB48のパチンコ台が、あそこまで完成度が高く、多くのファンに1年以上愛され続けることはなかったでしょう。
2014年、大島優子さんのAKB48卒業はパチンコファンへの大きなプレゼントとして、ぱちんこAKB48第2弾で永遠に輝き続けることと思います。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。