5月19日発売の「週刊文春」が、14年公開の映画「渇き。」の裏で起こった撮影トラブルについて報じた。同映画の出演者だった女優Aは、現場で上半身マッパシーンを強要されたという。
女優Aによれば当初、映画の中で男に襲われるシーンこそ承知していたものの、バストトップを晒すのはNGだと制作側に伝えていた。しかし撮影当日になり、ニプレスを外すようスタッフから指示され、そのまま撮影が強行されたという。
その後、編集で不都合なシーンをカットすると言われたにもかかわらず、試写会ではバストトップが修正なしで流されたことに仰天。Aは心身に不調を来すことに──。
こうした騒動を受け、「渇き。」の配信停止を求める声が相次ぐことになった。その影響か、この映画を配信していた「Amazonプライムビデオ」では、5月20日の時点で視聴不可となっている。
実はこの配信停止措置が、思わぬところへ波紋を広げていた。
「この『渇き。』は小松菜奈が本格的に役者デビューを果たした作品であるため、ファンにとっては極めて重要なものなんです」
こう言ってファンの心境を代弁するのは、映画製作関係者である。
「それが封印される可能性が高まっていることから、小松ファンは焦っている。事実、『性的シーンの強要は問題だけど、映画自体が見られなくなるのは悲しすぎる』『この映画の菜奈ちゃんは最高に魅力的なのに』『プレミア価格になる前に、DVDを買っておいた方がいいかも』などと嘆きの声が届いています」
昨今、女優からの性加害告発が相次ぐ映画業界。今後も見られなくなる作品が続出してしまうのか。