春の新台ラッシュとはいえ、10万台突破で増台に次ぐ増台で、2014年ナンバーワンヒットの「CRルパン三世~消されたルパン~」が独走状態です。それだけにビッグタイトルのゲームメーカーとのタイアップマシンもすっかり影が薄くなってしまいました。
中には、ルパンを最近になってやっと打ち始めたという読者の方も多いのではないでしょうか。他のコーナーはガラガラなのに、ルパンのコーナーだけは空き台のないホールが全国どの地方でも当たり前の光景になっています。
ルパンがガラガラのホールに未来はない、と言えるほどです。ルパンで利益を吸いまくって他の新台やスロットコーナーの入れ替え費用の穴埋めをするホールは問題外です。
多少荒っぽい出方は、ホールの度量の見せどころでもあります。1日1~2台は、50~70回大当たりが必ずあるくらいで、20回以下の台が逆に珍しい。それが普通のルパンなのです。
20年前の現金連チャン機「綱取物語」の再来とも言われる、モーニングやイブニング。朝イチ早い立ち上がりがルパンの特徴で、また、サラリーマンが会社帰りにホールに着く頃、ドル箱が山積みになりつつあるGOLDEN TIME中のルパンが、まさに夜のゴールデンタイムの客寄せになっています。
ボクが「プレミアムエンディング」を体験したのも土曜日の夕方でした。
昔、天国モードの台が午後から地獄モードになり、天井を越えるとイブニングで当たりやすくなっていた頃の「黄門ちゃま」や、現金連チャン機を彷彿とさせる出方だったのです。
キッカケは、いつもどおり朝イチにモーニングっぽく大当たりして、大して連チャンせず、即ルパンが負け。そして夕方までハマって、また即負け。大当たり4回の台でしたが、まだ100回転も回していないので迷わず座ります。この台、余裕で7万~8万円は吸っている計算になります。
ルパンは、100回転以内の台に迷わず座ることで、去年の11月18日から4カ月で50万円以上勝つことができています。まるで(確変が)潜伏しているかのように、早い回転数で引き戻すルパンを、全国のファンは数え切れないほど経験したり、目撃されたことでしょう。
大当たり4回、70回転の台に座って135回転目。次元&ルパン&五ェ門のチャンス目から、ブチッと暗転、チャチャチャとタイプライター予告は「銭形の背中に男心を見た」。それから永遠のライバルリーチ、トラ柄銭形カットインで大当たり! ここから怒濤の連チャンで3万5000発、14万円の一気出しで、プレミアムエンディングを拝むことができました。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。