今秋から夕方のニュース番組「Live News イット!」のメインキャスターに就任することが決まったフジテレビの宮司愛海アナが、8日深夜に放送された「あえいうえおあお」で報道番組に携わる苦悩を語った。
今春までは同局のスポーツ番組「S─PARK」に出演して東京五輪などを取材していた宮司アナは、現在は昼のニュースを週に2日担当している。そして秋からは「イット!」卒業するフリーアナの加藤綾子の後任として番組を仕切ることが決まっているのだ。
だが、現在担当している番組では、ニュースという性質上、事件、事故など痛ましい内容を取り上げることもあり、心身ともに疲弊しているようだ。
溜まる一方のストレスを解消しようにも、
「人前でお酒を飲んで、酔っぱらって泥酔して道端でぐでんぐでんとかにはなれない。常に見られていると思うとはしゃげない」
と本音を漏らしているという。発散方法として羊コスプレをしてカラオケでラップを歌う姿も紹介された。
かつて報道番組のサブキャスターを務めたことがあるフリー女子アナは、彼女の心情をこう読み解く。
「宮司アナも戦っていますね。報道アナの最も大変なところは24時間、常に気を張ってないといけないところ。とはいえ、歓楽街で泥酔しているアナウンサーもいましたけどね。キー局だと週刊誌のネタになるから、上から厳しく止められていると思いますが」
現役の報道キャスターであれば地方局であっても、
「誰と会食したとか家族にも言えない。時と場合によっては政治家転身の打診もあったりしますから、どこにもうかつに身の上話ができなくなった」(前出・フリー女子アナ)
ストレスフルで、宮司アナのあの愛くるしい笑顔が消えないことを願うばかりだ。