タレントの今田耕司が、7月16日放送の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)に出演。6月下旬に報じられた、自衛官が朝食で米とパンを両方取り、懲戒処分を受けたニュースについて私見を述べた。
騒動が起きたのは、航空自衛隊入間基地。第4補給処所属の50代の男性1等空尉が食堂での朝食の際に、米1杯かパン2個のどちらかを選ぶ方式だったが、米とパンの両方を取って停職3日の懲戒処分となった。
SNS上では「処分が厳しすぎる」「お腹いっぱい食べさせてあげたい」といった意見が多かったが、今田は「僕は絶対、厳しすぎると思わない」とキッパリ。曰く、
「自衛官だから。もし作戦とかで食料が限られてて、こんなことを乱すと1人の食料がなくなるじゃないですか。食料の管理って、部隊の人数と、何日これで戦えるというのは命が懸かってる。ましてや、こんな人が上官になってしまった日には、この人に命預けられる? 自分だけやない。他人の命もみんなが共有するわけですから」
出演していた「ザ・プラン9」ヤナギブソンが「ご飯1杯かパン2個って、どっちも自衛官の訓練にしたら少ないなと思ってた」と疑問を口にすると、再び今田は、
「お腹いっぱいにせな動かれへんような体を訓練で作ってしまうと(いけない)。少量で動けるかという訓練もしてはると思う」
放送作家が言う。
「珍しくマジメな今田に、月亭八光は『正論中の正論が飛び出してしまった』と納得。今田は『トップガンも最近見た、ということもありまして』と笑いに転換させていました。ただ、自身が全寮制の学校にいたことにも触れており、その経験が今回の持論に結びついているのでしょう」
妙に説得力のある発言だった。
(鈴木十朗)