米メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平が、来年3月に開催される「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に参加したい旨を明かした。
7月18日、オールスターゲームが行われる米ロサンゼルスで会見を開いた際に語ったもので、
「出たい気持ちはもちろんある。選んでもらえたら、プレーしたい」
と語っていた。2017年春に行われた第4回大会は、痛めていた右足首が完治せずに出場を辞退していた。
メジャー関係者が言う。
「8月にも侍ジャパンの栗山英樹監督が渡米して、大谷をはじめ候補者と直接会って意思表示を確認する予定です。今回の会見は朗報でしょうね。エンゼルス側も、大谷がWBCで抜けるのを事実上認めているのも同然。そう捉えていいと思う」
しかし、喜ぶのはまだ早い。先のメジャー関係者は顔を曇らせて、
「年俸やFAの関係もあり、大谷は今シーズン中にも強豪チームに大型トレードされる可能性が高まっている。そうなると話は別で、例えば名門のヤンキースは絶対に出場を認めないでしょうね。過去にはWBC出場を熱望しながら、球団の意向に逆らえず断念した松井秀喜の例もありますから」
日本ハム監督時代に大谷を育てた栗山監督からすれば絶対に欲しい選手だが、叶うかどうかは不透明だ。