休養復帰から1年が経過して、完全復活──。この夏にクランクインした深田恭子の主演作品の撮影が、佳境を迎えている。01年に読売文学賞を受賞した山田詠美氏の恋愛小説「A2Z」(講談社)を原作にしたドラマで、動画配信サイトAmazonプライムビデオで来年2月配信の予定だ。
発売中の「週刊アサヒ芸能」(9月22日号)によれば、まずは芸能関係者が、次のように解説している。
「深キョンが演じるのは、大御所作家を担当する30代の文芸編集者。夫(田中圭)の不貞行為をキッカケに、自らも年下の郵便局員(片寄涼太)との禁断愛にどっぷりハマッてしまう物語です。メインの監督は『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)の演出を務めた光野道夫氏。斎藤工と上戸彩の道ならぬ恋愛模様は、社会現象を起こすほどでした。当然、今作品も地上波ドラマでは再現不可能な、生々しい映像作品になると見込まれています」
山田ワールドといえば、87年公開の映画「ベッドタイムアイズ」(日本ヘラルド)で若かりし日の樋口可南子の、16年放送のドラマ「賢者の愛」(WOWOW)では中山美穂の大胆ベッドシーンが映像化された。ならば、許されぬW不貞がテーマだけに、官能場面の連続なのではないか。スポーツ紙デスクがあとを引き取る。
「原作には、年下の彼氏にヒザ枕をされてくつろぐシーンがあります。そこで、オトコがオンナの耳元に『楽しいおしゃべりをしてキスをしよう。口がなきゃ生きて行けない人たちになろう』と囁くや〈本当だ。そうすべきだと思う。解った、と呟き、私は、目の前にある彼のジーンズのジッパーを降ろした〉と描写されている。その後の性描写こそありませんが、明らかに『口淫』を匂わせているんです」
この場面が、A~Zの英単語順に章立てされた原作において、「F」の章にあたるのも偶然ではないだろう。そんな突然のご奉仕に「そういうつもりでは‥‥」と狼狽するオトコに対して、〈少したてば、彼は、本当に、口がなくては生きて行けない人になる〉と結ばれている。まさに、原作の行間を紡ぐ映像作品による、深キョンの「お食い初め」に、期待は高まるばかりなのだ。
「週刊アサヒ芸能」では、現在撮影中の主演ドラマの艶シーンを徹底解剖。撮影現場でキャッチしたサービス精神あふれる深キョンの姿と併せて詳報しているので、必読だ。