深田恭子が泥棒一家“Lの一族”の娘役で主演を務めるドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)が話題だ。視聴率こそ8月8日放送の第5話では6.0%に留まったが、その攻めに攻めた内容にはコアなドラマ好きから高い評価が寄せられているという。
「第5話では深田らを敵視する女泥棒として、フリーアナの田中みな実が出演。肌見せの多いドレスを身に着け、わざと脚を組み替えては奥の三角地帯を見せつける艶技は、元局アナとは思えない演技力と評されています。また、毎回のように濃すぎる演技で視聴者を惹き付ける小沢真珠は、伝説の“財布ステーキ”を披露。これは小沢の代表作である昼ドラ『牡丹と薔薇』の名物シーンとして知られ、視聴者からは《またあの財布ステーキを見られるとは!》と驚きと絶賛の声があがっています」(テレビ誌ライター)
視聴率が振るわないのは、バラエティ色の強い演出に中高年の視聴者が拒否反応を示しているからとの分析もあるようだ。その一方で突飛なストーリーを抵抗なく受け入れる若い視聴者にはウケがよく、一話完結スタイルも好評。そして各エピソードを貫く深田の恋の行方にも関心が高まっている。そんな「ルパンの娘」には、映画化への期待も高まっているようだ。
「公式サイトでは視聴者からのメッセージを掲載しており、小学生や中学生といった若い視聴者からも映画化を望む声が多数寄せられています。放送開始当初には深田のバストにも注目が集まっていましたが、艶要素は家族での視聴にも問題がない程度に抑えられており、ファミリー層の視聴者を意識しているのは確実。これなら家族そろっての映画鑑賞も期待できるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
その映画化を巡っては、現在放送中のドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)でも視聴者からの要望は少なくない。だが、実際に映画を作るとなった場合、「ルパンの娘」のほうが早期に実現できるという。テレビ誌ライターが続ける。
「もし『あなたの番です』が映画化されるなら、相当な大作になるのは確実。そうなると公開時期も限定され、早くても年末年始か、来年のGWあたりが現実的でしょう。それに対して『ルパンの娘』はさほど公開時期を限定する必要はなく、9月のシルバーウィークに間に合わせるのは無理でも年内の公開なら無理はないはず。主要キャラの人数も少ないので制作予算もさほど膨らまず、効率のいい映画化が望めそうです」
いかにもフジテレビらしい作品との評価も高い「ルパンの娘」。映画化の暁にはスマッシュヒットも期待できそうだ。
(金田麻有)