「今だったら1人で出れば(出演すれば)いいじゃん。なぁ、お前、頑張って…」
ダチョウ倶楽部の肥後克広に向かってこう言い放ったのは、同じくメンバーの寺門ジモンである。
9月18日、トークバラエティー番組〈太田上田〉(中京テレビ)のYouTubeチャンネルに2人が出演し、上島竜兵亡き後のダチョウ倶楽部について明かしたのだ。
グルメで知られる寺門は以前から単独の仕事が多く、バラエティー番組では、肥後と上島のセットで見かけることが多かった。冒頭の寺門の提案に、肥後は次のように返した。
「ダチョウ倶楽部っていうグループとすれば、上島がボケで肥後がツッコミでしょ。で、ボケがいなくなって残ったのが、ツッコミとジモンでしょ。アレって気付いてきて、ジモンって、ダチョウ倶楽部か? オレ1人か? 1人ダチョウ倶楽部か?」
寺門もさらに言う。
「そういう存在になっていく年齢なの、みんなが。グループでどっかに出なきゃいけない、じゃないんだよ。60歳だから、お互いが集まった時が、ダチョウ倶楽部だから。頑張ってやっていこうよ」
芸能関係者が、2人の「算段」を代弁する。
「寺門はコロナ禍の20年9月に、YouTubeチャンネルを開設しました。グルメ店を闊歩するもので、登録者17.5万人を超える人気チャンネルに成長しています。一方、昨今の肥後は、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』や、綾野剛主演のドラマ『オールドルーキー』(TBS系)に出演するなど、役者としていい味を出している。上島が亡くなって、2人の立ち位置がより定まったのかもしれませんね」
2人が揃った際には、「熱々おでん芸」「どうぞどうぞ」に代わる、新たなネタを見せてくれるか。
(所ひで/ユーチューブライター)