芸能

浜田光夫「自分が出た昔の映画はほぼ見ない」

●ゲスト:浜田光夫(はまだ・みつお) 1943年、東京都生まれ。1960年、映画「ガラスの中の少女」のオーディションに合格、吉永小百合と初共演。同年、日活入社。以降、吉永小百合との純愛路線で「キューポラのある街」「泥だらけの純情」「愛と死をみつめて」など、数々のヒット作に出演。1970年に日活を退社し、石原プロに移籍、テレビドラマにも進出。また1961年に歌手デビューし、50枚以上のシングル曲を発表している。12月17日(土)、KKRホテル東京にて「クリスマスディナーショー2022」開催。

「キューポラのある街」や「泥だらけの純情」など多くの映画で吉永小百合と共演し、当時の日活を青春路線で盛り立てた浜田光夫。日本中が期待した2人の結婚はなぜ実現しなかったのか。美空ひばりや石原裕次郎、小林旭らとの破天荒な思い出も飛び出し、天才テリーも大興奮!

テリー ご無沙汰です。(杖をついて現れた浜田を見て)お体は大丈夫ですか。

浜田 体はいいんですよ。足がどうも。うちに犬が2匹いるんです。散歩してたら向こうから犬が来て。(リードを)放せば良かったんだけど、持ってたもんだから引きずられて、右側の大腿骨を骨折して。それから足の具合が悪いんです。

テリー それいつですか。

浜田 1年ぐらい前。昔があるだけにね、みっともないんだよ。

テリー 確かに浜田さんは青春スターだから。以前は世田谷の岡本にお住まいでしたけど、引っ越したんですか。

浜田 7年ぐらい前かな、引っ越して。今は静岡の南箱根に。

テリー ああ、いいところだ。別荘地じゃないですか。実は僕の家も岡本のあたりにあって、いつも帰る時は浜田さんの家の横を通ってたんですよ。ご近所だと思ってたので、ちょっと寂しいです。今、静岡ではどなたと?

浜田 女房と2人です。あとは犬が2匹。

テリー お嬢さまは(美空ひばりの長男の)加藤和也さんのところに嫁ぎましたよね。

浜田 長女がね。

テリー 和也さんはたまに遊びに来てくれたりするんですか。

浜田 うん、来ますよ。「箱根でお参りして、お守りをもらってきたから」って持ってきてくれたり。

テリー じゃあ、いい息子さんだ。

浜田 そうですね。

テリー 僕はAmazonの「プライムビデオ」に入ってるんですけど、そこで浜田さんの映画がたくさん配信されてるんですよ。それを見てたら「浜田さんにお会いしたいな」と思って、今日はお越しいただきました。

浜田 そうですか。ありがとうございます。

テリー 日活時代の作品で、浜田さんが印象的な作品はなんですか。

浜田 「キューポラ(のある街)」とか「泥だらけの純情」とかね。

テリー 「泥だらけ」は名作ですね。監督は中平康さん。天才ですよ。

浜田 そうですね。あの人は「光る海」もそうだったかな。

テリー ああ。石坂洋次郎さんの小説が原作だ。

浜田 石坂物もよくやりました。「赤い蕾と白い花」。ほんとは(原作タイトルのまま)「寒い朝」にしようかって言ってたんだけど、撮影が延び延びになって「寒い朝」じゃ季節が合わないからって、「赤い蕾と白い花」っていうタイトルになった。

テリー へぇ。もちろん僕も見てます。すごくいい純愛物ですよね。僕、浜田さんの作品はほとんど見てるし、DVDも持ってます。浜田さんは昔の作品を見ることはあるんですか。

浜田 いや、まずないですね。吉永小百合が選んだ20作品(DVDマガジン「吉永小百合 私のベスト20」)の中に何本か選ばれてて、それも持ってるんだけど、1回も見たことがない。まぁ、いつでも見られるからね。

テリー ああ、そうか。

浜田 いつかゆっくり見ようと思ってます。

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