滝沢氏が退社後に開設したツイッターのアカウントに、先んじて独立していた山下智久(37)、赤西仁(38)、手越祐也(35)ら元構成員(ジャニタレ)が一斉に反応したことは大きく報じられた。
「一部報道には、滝沢氏がすでに独立後を見越して新会社を設立しており、そこでタレントのマネジメントを行うというものもあります。滝沢氏本人は否定していますが、一定期間を置いて実現したとしてもおかしくはない。そこに滝沢氏を慕うJr.ら後輩も加わる可能性は大いにあるでしょう」(竹下氏)
この分派独立説にヤクザウオッチャーも続く。
「中居正広(50)ら元SMAPの退所組がメディアで活躍している影響も大きい。SMAPのような最上位団体が造反して組織を抜けた場合、徹底的につるし上げるのがヤクザ。ジャニーズはそれをまだテレビから駆逐できずにいる。これでは示しがつかない。退所してもテレビに出られるなら、雪崩のように退所ラッシュが起きてもおかしくない」
そうでなくとも、今はYouTubeやNetflixなど、タレントが活躍の場を多方面に求めることができる時代だ。一部のテレビ局が忖度したところで、「滝沢一派」をエンタメ界から抹殺するのは難しいだろう。しかし、ヤクザの世界に置き換えれば事情は違ってくる。関東組織幹部が言う。
「組を出た人間が新たに別の組を作って前組織の『処分者』を集めたら、それはもう全面抗争だ。六代目山口組と神戸山口組の図式と一緒だよ。ましてや、芸能界という同じ『縄張り』でシノギをしていくわけだろう?新事務所を構えたら完全に『ヒットマン案件』だ。滝沢が動き出したら、衝突は絶対に避けられない」
すでに一部のメディアでは滝沢在籍時の、Jr.への「パワハラ指導」が報じられており、竹下氏はこれを「ジャニーズの御用聞きメディアのネガティブキャンペーンと見て間違いない」と断じている。
「俺たちの世界でも、今はLINEなんかを使って、敵対組織の醜聞を流したりするのは日常茶飯事だ。つばぜり合いはもう始まっている、ということだよ」(関東組織幹部)
一寸先は闇。まるでヤクザ世界の合わせ鏡を見ているかのような巨大事務所のゴタゴタは、ファンのみならず、芸能界全体の混乱をも招きかねない様相だ。