6月6日、ツービートがニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に生出演し、29年ぶりのコンビ復活で初仕事となることが報道された。2人の掛け合いに胸を躍らせるファンは多いはずだ。
何せ、たけし自身も相棒の話になると毒舌が止まらなくなるのだから当然だろう。たけしが嬉しそうに話す“きよしネタ”は“テッパン”だった。
ところで、長らく事実上の活動休止をしていたツービートだが、実はこの間も漫才を披露することが何度かあったのである。
たけしの弟子・アル北郷氏が著した「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」 には、観客が100人に満たない弟子のライブの楽屋にきよしとともに突然現れたたけしが、
「おい、前説で漫才やってやるからよ、出してくれよ」
と凄み、新ネタの漫才を披露した時の模様や、その後、再び漫才をやる機会があり、練習のために久々に再会した相棒に向かって、
「お前、痩せたなー。何だ、貧乏でもこじらせたのか」
と、いきなりかます姿など、ツービートの知られざるやりとりがてんこ盛りで明かされている。
そもそも、今春にきよしが「オフィス北野」入りしたことで、本格的にツービート復活となったわけだが、同著には、その前段階で2人がよくゴルフに出かけていた頃のマル秘エピソードも描かれている。そこで、たけしの口から飛び出した“金言”は、
「また、あいつが社長騙して“ただゴルフ”ばっかりやってるからうまいんだ」
さらには、そのきよしがゴルフ下手だった時代を懐古しては、
「あいつは2回空振りして『うん。難しいコースだ』って言ったんだから」
「パターをこうやって(目の位置まで持ってきて)、目を細めてグリーンの芝目を見るやり方あんだろ。きよしさんはあれを球が入るおまじないだと思ってたんだから」
と爆笑追撃するのだった。
ツービートの完全復活でまたぞろ“きよしいじり”が加速しそうだが、同著でおさらいしておけばツービートの裏歴史がさらに分かってくるだろう。