韓国のCJグループの子会社で、エンターテイメント事業を展開する「CJ ENM」が主催するアジア最大級の音楽授賞式「Mnet Asian Music Awards」。通称はMAMAだが、今年の「2022 MAMA AWARDS」は、3年ぶりに日本の大阪で開催された。コロナ禍を経て、なかなかオフラインでは開催できなかった流れで、日本での開催にK-POPファンが沸いた。
Stray Kids、IVE、TOMORROW X TOGETHER、なつかしのKARAなど、大人気K-POPアーティストに加えて、韓国の大スター俳優パク・ボゴムなど、人気者が揃った。中でもBTSが4大タイトルのうち、3冠に輝いたことが話題に。さらに、最後に発表された プラチナ賞「MAMA PLATINUM」も受賞した。この賞を5年連続で取ったことで、殿堂入りとなったのだ。
今回、BTSは全員での出席は果たせず、ソロで参加していたメンバーのj-hope(ジェイホープ)が登壇。特筆すべきは、そのトロフィーを受け取った瞬間だ。なんと、ポケットからスマートフォンを取り出すと、電話をかけ始める。その相手は、12月13日に最前線に入隊すると発表されたBTSメンバーのJINだった。数コールで電話に出たJINは「スピーチの最中に俺に電話したらダメだろう」と笑いつつ賞への感謝を示し、最後にこう締めくくった。
「僕は公な場ではしばらくお会いできませんが、またいい音楽で皆さんの前に戻ってきます。軍隊、気を付けて行ってきますね」
これで会場は、さらに感動の渦に包まれた。BTSファンは「最も気になっている言葉が聞けた」と大騒ぎだ。
今回の「2022 MAMA AWARDS」、JINの言葉が一番のプラチナ賞だと言われるゆえんである。