先ごろ放送された「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2022」でブラックビスケッツ(ブラビ)が出演したことで、「ポケビ」の復活を望む声が高まっている。
バラエティー番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」(日本テレビ系)の企画で誕生したブラビは、南々見狂也(ウッチャンナンチャン南原清隆)、天山ひろゆき(キャイ~ン天野)、ビビアン(ビビアン・スー)による3人組ユニット。97年に「スタミナ」でデビューし、98年リリースの「Timing~タイミング~」は140万枚を超えるセールスを記録した。同年の紅白にも出場したが、翌年に活動休止。02年には限定的に、復活を果たしていた。
今年はTikTokで「タイミング」がバズったことで「ベストアーティスト」出演が決定。普段は海外で活動しているビビアンも緊急来日し、約20年ぶりの復活で「タイミング」と「スタミナ」を披露した。
そんな中で浮上したのが「ポケットビスケッツも見たい」という声だった。
ポケビは「ウリナリ」の企画でブラビに先行して結成された音楽ユニットだ。TERU(ウッチャンナンチャン内村光良)、CHIAKI(千秋)、UDO(キャイ~ン・ウド鈴木)の3人組で、95年から00年まで活動。番組内ではブラビとの対決路線が展開され、爆発的人気を得た。18年8月には、こちらも日テレの「24時間テレビ」で、一夜限りの復活を果たした。エンタメ誌ライターの話。
「昨年9月、千秋は自身のYouTubeチャンネルの登録者数が10万人に達した段階で、100万人になったらポケビを1日だけ復活したいと語り、ポケビ100万人登録者運動を開始しています。動画内で内村とウドを訪ね、復活を打診する様子も公開した。内村は『確約できない』としながらも拒否はせず、ウドは『ぜひお願いします』と喜んでいました。ただ、登録者数まだ20万人弱。実現は遠そうです」
「100万人」という数字はかつてポケビが新曲発売を目指し、100万人署名運動を展開して実現させたことをなぞらえたもの。今の人気を少々、読み違えてしまったようだ。
(鈴木十朗)