またしても、日曜の昼から勃発してしまった──。
年内でTBSを退社する国山ハセンアナウンサーが12月18日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)に生出演。国山アナは14年から5年間、同番組のアシスタントを務めていたこともあり、MCの和田アキ子も熱い激励のコメントを送った。ところがここで「事件」が起きてしまう…。
国山アナは同日放送の特番「報道の日 2022」の番宣を兼ねて登場したが、番組は生ドッキリを敢行。国山アナの特集をサプライズで実施し、華々しく送り出す企画が行われたのだ。
入社当時「帯番組を担当して、朝もハセン、夜もハセン」が目標であると豪語していた国山アナ。実際に朝の情報番組「グッとラック!」のMCを担当した後、夜の報道番組「news23」のキャスターに就任。
この有言実行ぶりが紹介されると、国山アナが言った。
「『アッコにおまかせ!』あってのことです、本当に。『アッコにおまかせ!』に2年目で入って、その時の経験とか、活躍している姿を見てもらって、会社内でも評価していただいた面もあると思いますので」
和田は謙遜する国山アナを茶化しながらも、当時を振り返り、
「だってさ、みんなで『ハセン、ハセン』って、気さくに呼んでたからね。やっぱりイケメンだったし、勉強熱心で…」
その愛されキャラぶりを語った和田が、この後に言い放ったひと言が問題化する。
「私なんか、よく言ってたのよ『英語喋れんのか』って。で、『全然、喋れない』って言うから『お前、その顔して英語喋れないの、おかしいよ』って。そしたら今や学校に行って、ペラペラになって」
和田の苦言を機に英会話を習得した国山アナの勤勉さが伝わるエピソード、という一面もあるのだが、
「イラク人の父と日本人の母を持つ国山アナの容姿を理由に、英語力を求めることが差別的だと捉えられたのです。放送後、視聴者からは『コンプラ厳しいはずなのに』『普通に差別発言でビックリ』との指摘が多数ありました。テレビ局にもそうした意識はここ数年で急速に浸透していますが、御年72の和田はアップデートしきれていないのかもしれません」(芸能記者)
ふとした瞬間に出る、旧来的な考え方なのだった。
(浜野ふみ)