「ryuchell論争」が再びヒートアップしている。これはタレントryuchellとpecoが離婚した際の理由が、ryuchellの「男性好き」にあったことに端を発する。ryuchellは離婚発表の前に「子供に対して、男の子だけど男の子を好きな人であることを打ち明けて、あなたは紛れもなく、愛し合ってできた子なんだよ」と説明したという。これに対する世間の反応は様々だ。
「結婚してからカミングアウトするなんてひどい」
「今の時代、男女は関係ないのでは。勇気を持って告白したことが社会を変えるし、偉いと思う」
そんな2つの意見がぶつかり合っているのだ。
ryuchellの告白をpecoが心広く受け入れ、夫婦という形ではなくなっても、同居して子供を育てていくと宣言。まるで映画のストーリーさながら、今の時代に合った「新しい家族の形」を体現していた。ところがここにきて、再び論争が再燃しているのだ。結婚カウンセラーが分析する。
「最近、ryuchellさんが、自分の過去を話し始めたんです。『高校時代に、私は男性が好き、と母親に打ち明けたら母親がショックを受けたので、嘘だよーん、と冗談まがいでごまかした』という内容だったり。それと同時に、子供とのツーショットをSNSに載せる。これを見た人が違和感を覚えているのです。高校時代から男性が好きだったのであれば、結婚前にpecoさんに話してあげたらいいのに、という意見がまた噴出しています。確かに、結婚相手に自分の過去を全て話さないといけないわけではありませんが、後から『やっぱり違う』となる可能性を想像していたなら、事実を話してほしいのは当然です」
この結婚カウンセラーは「妻が恋愛対象じゃなくなったから離婚、と聞けばみんな納得できますが」として、さらに言う。
「これはノーマル男性が『妻を恋愛対象として見られない、女として見られないから離婚した』という主張と同様。それこそ、よくある離婚原因です。でも彼は『自分はジェンダー的に時代の先端を走ってる。ね、新しい形でしょう』的な雰囲気を醸し出し、それが鼻につくわけです。ただ一方で、うらやましいと感じる人もいる。自由気ままに見えるryuchellのような生活をしてみたい、と思うためです。結局、夫婦のことは夫婦にしかわからないので、ここで論じるのも野暮なのですが…」
ryuchell論争はどこまで広がりを見せるのか。