デビューからわずか1年半で、昨年末に「強制引退」となったのは、ガールズケイリン120期生の濱野咲である。
濱野は高校のスキー合宿の際、担当したインストラクターが99期の新井春樹だったことや、母親が競輪関係の仕事をしていたことがきっかけで、競輪界入り。愛らしいルックスが注目されたものの、肝心の成績はいまひとつで、21年5月のデビュー以降、最高着順は3着が一度のみだった。
20歳の濱野にはまだまだ将来の可能性がありそうだが、なぜ早々の引退となったのか。競輪ライターが解説する。
「ガールズケイリンでは14年後期から『代謝制度』がスタートし、毎年6月末と12月末に、成績下位の選手を強制的に引退させています。ギャンブルである以上、成績が悪いままの選手を残すわけにいかないことに加え、トップ選手との実力差がかなりあることも問題視されている。ちなみにガールズケイリン120期では、濱野のほかに2人がクビになっています」
厳しい競輪界の現実を味わった濱野だが、一方で芸能関係者は彼女の「ポテンシャル」を高く評価していた。テレビ関係者が声を弾ませる。
「アイドル並みの顔立ちに鍛え上げられたアスリートボディ、さらにはD級のバストで、スポーツバラエティー番組からのオファーが舞い込みそうな気配です。本人は京王閣の競輪ライブに出演した際に『滑舌が悪いので』などと謙遜していたものの、トーク力が身につけば、芸能界で十分活躍できると思いますよ」
現役時について男性ファンからは「守ってあげたいぐらい弱かった」などと言われる濱野。セカンドキャリアでは一世を風靡してもらいたい。
(ケン高田)