AKB48の柏木由紀が、1月27日に放送された「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)に出演し、NHK連続テレビ小説のオーディションを4回受けて、全て落選した過去を明かした。
柏木は「オーディションで、こんなところを見られてた」と語り出すと「AKBに入ってから、朝ドラのヒロインのオーディションを4回受けて…」と初出しエピソードを告白。4回目のオーディションでは面接と演技審査もパスすると、横並び6人審査の段階へ進んだ。ところが全員がドラマや映画で見る女優だったことに驚いたという。
その審査は「自分が思う、空飛ぶクジラの絵を描いてください」という内容で、柏木は「めちゃくちゃテンパった」とぶっちゃける。困った柏木が描いた絵はゆるキャラみたいなクジラで、審査員たちは明らかにガッカリとした表情を見せたそうである。
別の女優は自身の絵について「人間が住んでいない世界のクジラ。このクジラがこの国を治めてて…」と、とんでもないストーリーを語り始めたため、柏木は「女優さん、ヤバっ」と感じたのだった。
結局、「クジラ審査」で落ちた柏木が言うには「これは絵を描いてる姿と発想力を見られてたんだ」。そこで気付いたのは「これはちょっと住む世界が違う」ということ。この後、朝ドラのオーディションを受けなくなったのである。
ドラマライターが言う。
「柏木は実は、18年の大河ドラマで『西郷どん』に、西郷隆盛の弟・吉二郎の妻・園役で出演しています。が、代表作はまだまだないと言われる段階でしょう。AKB出身では川栄李奈が『カムカムエヴリバディ』でヒロインを演じていますが、柏木の演技力はそこまででもない。芸能界で生き残る場所はやはり、バラエティー番組なのでは」
柏木が演技を磨き、再び朝ドラオーディションに挑戦する日は来るか。
(石見剣)