冬をテーマにした6人組の女性アイドルグループ「雪のフェアリー」が、デビューから1カ月で5人のメンバーが脱退したと発表された。たったひとりの残留メンバーは「ひとりでも続けていきます」とコメントしたが、いったいどうするのか。「ひとりでグループ」はアリなのか。
昨年は、アイドルグループ「ネコプラpixx.」というグループが、加入を報告したメンバーが3日後に脱退を発表したことが話題になった。アイドルグループに詳しい芸能ライターは、
「人数が多くなると、どうしてもメンバーの脱退が発生しますし、地下アイドルグループでは脱退なんて当たり前。人気のインフルエンサーグループなどでは、常にメンバーが入れ替わっている。最近は大人気グループでも、すぐにメンバーが辞めてしまう時代になりましたね。韓国でもそう。日本でも大人気で全国のアリーナツアーを一杯にしてしまうTREASUREというグループだって、最近になって何人かシレッといなくなりました。ATBOという男性グループはデビュー直前にメンバーが脱退していますし、もはや脱退をニュースにするのはナンセンスではないかと思えるほど…」
日本で最も多くメンバーが脱退したアイドルグループは、ジャニーズのNEWSではないか、との指摘がある。かつては山下智久や錦戸亮、内博貴も在籍しており、デビュー当時は9人という編成。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのONE OK ROCKのTAKAこと森内貴寛も元NEWSのメンバーだったが、デビュー曲をリリースして1カ月で脱退した。前出の芸能ライターは、
「今やNEWSに在籍していた過去すら、葬り去られている。着目すべきは、脱退したその穴埋めをするかどうか。ジャニーズには、減ったメンバーの補充はしないという暗黙のルールがありますが、韓国や日本の女性アイドルグループは補充しますね。『雪のフェアリー』は、新しいメンバーを探すようですが、はたしてどうなるのか。春になったら消えているのか、それとも花が咲くのか…」
商業的事情や複雑な人間関係が渦巻くアイドルの運命は、かように流動的なのである。