ほとんどのファンは例外的なケースだと理解できているようだが、本気で希望を抱いてしまったファンも、意外に多いようだ。元AKB48の峯岸みなみが、自身のファンだったという人気YouTuberユニット「東海オンエア」のてつやと結婚した一件が、思わぬところに飛び火している。
「私のファンの人が、イケるんじゃないかって思い始めてる」
困惑気味にこう言って「結婚する相手がファンって、どうですか」と、共演者たちに質問したのは、AKB48の柏木由紀だった。
峯岸夫妻の影響を受けて、自身のファンの中にも「柏木と結婚できるかも」と思い込み始めているファンがいると、唐突に明かしたのは、10月7日の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)でのトーク中だ。
柏木のぶっちゃけ話によれば、同い年だからいいだろう、というものや、柏木の風呂嫌いを俎上に載せて、自分もお風呂に入らないから仲良くできる、というもので、単なるファンがプロポーズまでしてくるのだとか。
柏木の判断基準は、こうだ。
「みーちゃん(峯岸)のお相手の方って、ただのファンじゃないじゃないですか」
つまり、峯岸たちの関係性は「アイドルとファン」ではあるものの、「人気アイドルと人気YouTuber」という人気者同士のペアである、と。それなのに、自分に言い寄ってくるのは…ということらしい。「ただのファン」であることを、しつこいほど繰り返していたのだから。
番組では、アイドルファンの男女100人を対象に「峯岸みなみの結婚を受けて『自分もいけるかも』と思った?」というアンケートの結果を発表していたが、「はい」と答えたのはわずか7%。本気でアイドルとの結婚を夢見ているファンは、かなりの少数派だ。アイドル誌ライターが現実を解説する。
「ファンと結婚した女性芸能人を挙げれば、河北麻友子、国生さゆり、吉瀬美智子(国生と吉瀬はその後、離婚)などがいます。ただ、河北の夫は、パリコレ出演経験もあるモデルで実業家というハイスペックな人物ですし、国生と吉瀬の相手も会社経営者でしたから、いずれも間違いなく、ただのファンではありません。国生の元夫は、国生がおニャン子クラブのメンバーだった時からの熱烈なファンで、握手会で対面した際に『結婚して下さい』と言った、とのエピソードはあります。とはいえ、たとえファンでも相手のスペックが自分に見合っているかを重視するのが、アイドルや芸能人の本音でしょう」
本気で芸能人を落としにいきたいのであれば、まずはファンイベント以外の機会に芸能人と繋がれるぐらいに、自らのスペックを上げる。それからアタックしてみるのが無難と言えるだろう。
(権田力也)