3月8日の「水バラ」(テレビ東京系)で放送された「かまいたちの名所名物先取り旅」第8弾のとあるシーンが、ファンの間で物議を醸している。今後のテレ東旅番組を左右するかもしれない、異常事態が発生したのだ。
それは、かまいたちが東武鉄道に乗車したシーン。山内健司、濱家隆一ともに、東武日光駅から東武日光線に乗車した。それぞれが先を目指したが、車内や駅構内での映像は一切なし。これがなぜ問題なのか。
「この『名所名物先取り旅』をはじめ、テレ東旅番組は鉄道を利用することが多いのですが、JRは車内や駅構内の撮影を許しておらず、映像が使用できないんです。これまではドローンで撮影した外からの映像に、車内の音声を乗せています。車内映像がないのは、視聴者からすれば不自然。なんとか解禁されないものかと、ファンは願っています」(テレビ誌記者)
車内撮影禁止はJRだけだと思っていたが、今回の旅で、東武鉄道も同様であることが判明。今後の他の旅にも影響すると、ファンは考えているのである。
「幸か不幸か、影響はなさそうなんですよ。というのも、東武鉄道は車内撮影を以前から許可していないんです。昨年4月に放送された福澤朗の『鉄道沿線歩き旅第13弾』に東武野田線が登場しましたが、車内の映像はなく、音声だけでした。今後も変わらないでしょう」(前出・テレビ誌記者)
一方では、こんな意見も。
「JRは取材申請をしてもNGが出たり、高額な費用を請求されますが、東武鉄道は申請すれば撮影を許可してしてくれることが多いんです。テレビや書籍で取り上げてもらえばいい宣伝になるので、メリットがありますから。テレ東の場合、いつどこからどこまで乗るのか事前にわからないので、申請していないか、申請のしようがないのかもしれません」(鉄道ライター)
視聴者のためにも、JRと東武鉄道には車内の撮影を許可してほしいものだ。