岸田文雄首相は3月10日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国戦で始球式を務めたものの、投げた球は右に大きく外れ、キャッチャー役を務めた栗山英樹監督の前に落ちた。本サイトでは「岸田首相が秘かに首相公邸で投球練習をしている」と報じていたが(3月7日公開記事)、あまりの下手さとド素人的な投球フォームに「本当に高校球児だったのか」という疑問の声が出たのだった。
岸田首相は第101代首相であることになぞらえ、背番号「101」で登場した。65歳という年齢ではあるが、それでも元高校球児とは思えない球の持ち方で、山なりのボールを投げ、固唾を飲んで見守っていた球場内は騒然となった。
右に外れたことから、本来はリベラル派であるものの、最近は自民党内の保守派に配慮した言動が見られるため「政策と同じじゃないか」とのSNSへの書き込みも。
首相の母校、開成高校は東大合格者数全国1位ではあるが、2012年に発売された「弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー」(新潮社)は話題となり、テレビドラマ化された。
「首相にとっては後輩のためにも、かつて出場した都大会を自身のエラーで負けた汚名を返上する絶好の機会でしたが、恥の上塗りをしてしまった。アメリカのように、観客席からグラウンドにトスをして済ませればよかったかもしれません」(政府関係者)
岸田首相は体を動かすよりも見る方が好きなのか、夜11時すぎまで観戦していた。