「ピザハット」が4月10日から、見た目のインパクトがあり過ぎるピザ「パクチーすぎて草」を延長販売している。
これはピザ生地に青々としたパクチー3株分をどっさりと乗せた、常識外れの商品(持ち帰りMサイズ:2500円、デリバリーMサイズ:2800円=税込)。3月20日から4月9日まで期間限定販売の予定だったが、日本ピザハット株式会社のリリースによれば「想像をはるかに超えた反響があった」とのことで、4月23日までの延長を決めたという。フードライターが語る。
「箱を開けたとたん、パクチーの独特な香りが立ち上がりますが、食べてしまえば生地のトマトソースと混ざって、ドギツイ感じはしない。アッサリしていて美味しいですよ。パクチー嫌いな人にとっては、罰ゲームでしかないでしょうが(笑)」
開発担当者は「想定販売数の2倍以上を達成」としているが、ウケた要因のひとつとして、見た目のインパクトからSNSで拡散したことが挙げられる。YouTubeでは実食動画が上がるなど、見事に狙いが当たったということだろう。前出のフードライターによれば、
「パクチーは抗酸化作用があるβカロチンやビタミンCが多く含まれ、肌のケアに効果が期待できます。便秘にも効くとされ、そうした知識が広まったことで『パクチー女子』が増えていますからね。なによりピザを食べているという罪悪感が薄れるのは魅力。女性ウケ抜群なのがポイントでしょう」
常識外れの発想がヒット商品を生む、いい例なのである。