6月1日に放送されたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第38話に、イタリア人シェフのアレッサンドロ・タルデッリ役としてタレントのジローラモが出演。大反響を呼んだ。
ジローラモは、新聞記者になった和彦(宮沢氷魚)から取材を受けるイタリア人役として登場。和彦から人生最後に食べたいものを聞かれると、「ピッツァ・マルゲリータ」と答え、イタリア人らしさを見せた。
視聴者からはサプライズな登場に「突然出てきてビックリした。ちょい悪オヤジかっこいいなw」「ジローラモ、カッコいいわ~。ダンディーだったね」などといった声が飛び交い盛り上がったが、一方で、時代考証の詰めの甘さを指摘する声も相次いでおり、こちらはかなり物議を醸している。
「『みんなでピザ食べてたけど、あの時代に宅配ピザはなかったはず。一体誰が持ってきたんだ(笑)』『あの宅配用の箱も当時はなかったからなぁ。雑な仕事してるな、NHK』などといった酷評が飛び交いました。ドラマでは、新聞社の社内で部員がピザを囲むシーンが放送されましたが、いかにも宅配ピザ店から届きましたというテイでしたからね。日本で宅配ピザの店ができたのは1985年。ドラマの舞台は1872年ですから、疑問の声が出るのも当然でしょう。例えばイタリア料理店からテイクアウトしたと考えてみても、当時はもちろん無かった宅配用の箱に入っていたため、こちらも説明がつきませんからね」(エンタメ誌ライター)
せっかくのジローラモ登場の反響が、完全に吹き飛んだ格好となった。
(ケン高田)