4月21日から放送の「ペンディング・トレイン~8時23分、明日君と」(TBS系)が、開始前から話題だ。芸能デスクが、ドラマの見どころを解説する。
「同じ列車に乗り合わせた乗客たちが、突如として未来にワープしてしまう、奇想天外なストーリーです。楳図かずお原作の『漂流教室』を連想させますが、完全オリジナル脚本で、乗客たちが水や食料も電波もない世界で生き抜く姿は、まさに物質に溢れた現代社会への警鐘となる、サバイバルドラマ」
カリスマ美容師役の山田裕貴と、消防士役の赤楚衛二が初共演を果たすことでも話題を呼びそうだ。ドラマライターが言う。
「2人はともに名古屋出身で高校も同じ、出世作も山田が『海賊戦隊ゴーカイジャー』、赤楚は『仮面ライダービルド』と日曜朝、テレビ朝日の特撮ドラマ出身です。お互い体力には自信を持っているのですが、今回のドラマでは日に日に追い込まれていく危機的なストーリーなので、撮影中はロケ弁を禁止にしている。食事を摂らないことで、ギラギラとしたハングリー顔を表現しているのです」
こうして肉体を酷使することも、俳優の力量なのだという。ドラマ関係者によれば、
「コロナ時期のドラマは局内やスタジオ内で撮影を済ませることが多かったのですが、今回のドラマでは砂漠や樹海など、地方ロケを多数行っています。久々の外ロケ、さらにロケ弁を食べない極限状態ということもあり、出演者のチームワークは撮影を追うごとに結束しています。注目すべきは、上白石萌歌と井之脇海です。2人は『義母と娘のブルース』やNHK朝ドラ『ちむどんどん』などで何度も共演を繰り返しており、今回のドラマ撮影中も、2人で仲睦まじく談笑していている。ひょっとしたら親密な関係に発展する可能性もありそうです」
ロケ弁禁止の副次的効果で、新たな愛が生まれるか。